レジン・神楽坂大好き   50オバサンの楽しい毎日

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私の霊体験1(小学四年生の自分の部屋での体験)

何故霊体験を書こうと思ったのかというと、父が亡くなり、きっと父を見ることになるだろうと思っていた私の前に父が現れないからだ。

というのも、特別な霊能者だとは思っていないが、多少霊感があると思っている私が、父が亡くなってから、一度も父を感じることが無いのは何故だろうと考えていたときに、きっと父は成仏したのだろうと、納得したのだが、ふと、自分が経験した霊体験を整理したくなったのだ。

思い出した順番で書くので、何年前とかは順不同になるし、作り話でないので勿論そんなに怖い話ではないと思うのだが、たまに凄く怖がる人がいるから、それぞれの人のツボにはまれば怖いだろうし、そうでなければ、ちっとも怖くないと思うので、

怖さを期待する人はガッカリするかも知れない。

 

子供のころ住んでいたのは築100年を越える古い木造の社宅だった。子供が多かった父に会社が貸してくれた社宅は前庭、横庭、裏庭があり、部屋数12部屋、トイレ2つ階段2つ、畳の数は72畳分の家だった。

私や姉の間では今ではお化け屋敷と呼んでいる。

当時、おかしなことが頻発していたので、私は怖い家だと思っていた。良く聞く話だが、二階に人がいないのに人の歩く音が聞こえたりということが、日常茶飯事だったのだ。

 

小学校4年生の頃だったと思うが、一人部屋を与えられていた私は、勉強しようと思い自分の部屋のふすまを全部閉めて勉強していた。(部屋の出口は2箇所あり、1箇所は階段側のドア式のふすまで、もう1箇所は隣の和室に繋がるふすまだった。)

程よく集中し始めた頃だった、ふすまを誰かが叩く様なガタガタガタと和室の方のふすまから音がした。

私はすぐ上の兄がいたずらしているのだと思い、

「今、勉強しているから、邪魔しないで!!」と言ったら、

音が止んだので、また勉強を始めた。

すると数分後また、ガタガタガタと和室側から音がした。

また兄が邪魔していると思った私は

「だから、勉強しているから邪魔しないで!!」と叫びながら

ふすまを素早くピシャっと勢い良く開けた。

すると、緑の光がスッと走った。

当時、兄はすばしっこくて良く緑のジャージを着ていたので間違いなく兄だと思った私は、階下の母に注意してもらおうと

母に言った。

「お兄ちゃんが勉強の邪魔してくる!!」

そう言った私の顔を見た母は不思議そうに、

「まだ、誰も帰ってないよ。家にいるのはあなたと私の二人だけ」

そこから暫く私が二階に上がれなかったのは言うまでも無い。

この話はこれだけです。

こんな感じで短い話を書いていきます。