レジン・神楽坂大好き   50オバサンの楽しい毎日

毎日楽しく生きるために、色々やってみよう。

父想う1

父の死から10日経つ。

時間があると父を思い出す。

お骨になったところも見たのにまだ、父の死を

受け入れられないでいる。

火葬する前に顔を見せてくれるが、あの燃えた後の

お骨が父だとはどうしても思えない。

家族とはそういうものなのかもしれない。

父が元気な時、親戚のお葬式から戻った父は

その日のお葬式で遺族である娘たちが泣いていたことを

話し、自分が亡くなったら、娘たちは泣いてくれる

だろうか?と問いかけてきた。

私は半分テレもあったが、真面目に涙が出ないのでは

ないかと思い、泣かないだろうみたいな答えをしたと

思うが、実際は止めたくても止まらない。

涙があふれ出た。これを書きながらも涙があふれてくる。

私は父親っこではなく、母の方が好きと公言していたのに。

父を失ってから、何かにつけ父親に守られていたんだ

って感じる。別に暮らすようになってから直接何を

してもらったのではなく、心を心で守られていたみたいな。

でも、いつまでも悲しんではいられない。

けじめをつけなければ、忘れるのでは無く現実に起こった

事として受け止めなければ、そして前に進まなければ、

そう思い、頭を整理するためのにこれを書くことにした。

まず父との出会い。

こんな書き出しだと実子ではないのかと思われそうだが、

そうではなくて、私が父を父と認識したのが、小学校の

高学年になってからだったのだ。

そういうと皆不思議がるのだが、父は仕事人間だったのだ。

私が4年生の時に姉に

「あの日曜日だけうちに来る人誰?」と言う質問に

姉が笑いながら答えたのを今も覚えている。

「あの人はあんたのパパよ」

え~~~~!!と衝撃が走った。

そうなの?私お父さんいたんだ。

大人になって父と話した時に父は言った。

「朝6時半頃に家を出て、夜は2時頃帰宅する生活してた

からな~」

だから、日曜日しか会わなかったのだ。納得。